教育と不登校を考える vol.5

東京家学・関西家学 代表 平栗将裕

新学期の不安に対処する

不安というものは、どうなるかわからないからこそ起こってくるものです。

新学期からの生活に先回りの不安を抱くのでもなく、
「そのときはそのとき」と楽天的に構えるのでもなく、

不安に思っていることを具体的にして、そのためにできることがあるならば実際に行動していくことが大切です。
安心して新学期を迎えるためにどんなことができるか考えていきましょう。

新学期を待つ子どもの気持ち

新学期が近づいてくると、これから学校復帰を考えている子も、受験を経て進学を控えている子も、最近休み始めた子も、状況は様々だと思いますが、少なからず緊張感を持って3月を過ごしていると思います。
新学期は、新しい人間関係を築いていかなくてはならないことも多く、「うまくやって行けるだろうか」という不安を抱くことは、誰にとっても共通のことでしょう。
「新しいクラスに入ったら自分から声をかけてみよう」と積極的な気持ちになる一方で、「やっぱりそっけなくされたらどうしよう…」という不安がこみあげてきて、その間を行ったり来たりしているかもしれません。不安を抱え、悪い想像ばかりを膨らませて行くと、どんどん疑心暗鬼になり、落ち込んで行ってしまうことがあります。今の時期にこの気持ちを断ち切れるかどうかによって、新生活が変わってきます。
「学校に行ってみようと思っているけど、何となく不安」という子の場合は、心理的な不安に向き合うよりも、具体的に新生活の準備を進めていことがおすすめです。

新学期の生活に向けた準備を主体的に行う

新学期に向けて準備をすることが何かと多くあると思いますが、その準備を保護者の方がすべてやってしまうのではなく、お子さん自身もその準備に主体的にかかわっていくことが必要です。いきなり一人で全部行うことは年齢的も難しい場合もありますが、お子さん自身に実行させるように援助をしていく、手伝いながら進めさせるということが大切です。

入学の手続き、制服の採寸、学校で使うものの購入、事前課題や宿題など、例を挙げれば細々したことがたくさんがあると思いますが、そのひとつひとつの準備にお子さん自身がかかわることで、「進学(進級)するんだな」という実感が生まれてくるのです。

準備を進める中で、また不安になって立ち止まったりすることがあるかもしれませんが、その都度話を聞き、不安を受け止め、また行動を促していくというサイクルを繰り返していく度に、お子さんの心の年齢が育っていきます。

まだ登校の準備が整っていない子は

学校のことを考えると不安で仕方がない。気持ち悪くなったり、お腹が痛くなるというような身体症状が出ている子の場合は、まだ登校を考える時期ではないかもしれません。4月はクラス替え等で、人間関係がリセットされるときですから、新たに登校を始めやすいということはありますが、4月でないと学校復帰できないということはありません。学校生活を思うと苦しくて仕方がないのに、自分を奮い立たせて登校しようとする子もいますが、登校が長続きしないばかりか、さらに本人を追いつめてしまうことになりかねないため、慎重に考えなければなりません。

まずは心と身体の健康を第一に考え、安定してきたら学習や人間関係力を身に着けていくという順番を守って行けば、着実に成長していきます。登校させるべきかどうか迷ったら、カウンセラーと相談しながら考えていきましょう。

フリースクールより

体力に不安がある子は外出して運動してみたり、フリースクールへの慣らし登校を始めてみたり、人間関係に不安がある子は、思い切ってイベントに参加してみるなど、いきなり学校生活を迎える前に、1度でも経験しておくことで、それまで感じていた不安な気持ちが大きく変わるはずです。

まだ登校できないという子は、できることから始めて行けば大丈夫です。2017年度も東京家学・関西家学では、一歩を踏み出すチャンスが1年に渡ってたくさん準備しています。少しずつで良いので、ステップ・バイ・ステップで一緒に進んでいきましょう!

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