訪問支援

「学校に行きなさい」「なんで行かないの!?」と刺激ばかりしても、お子さまの反発が生まれるだけで前には進みません。しかし刺激することを怖れて、お子さまを見守っているだけでは、やはり様々なご不安があると思います。お子さまの気持ちを理解し、前向きにしていくことが大切です。お子さまと講師との信頼関係を作り、少しずつ学習を進め、自信を育てていきます。

ご支援事例:中学2年生でご相談

不登校が続き、本人からは「学校にはもう行かない!」との発言があり、保護者も焦りを感じていた状態から、高校進学への興味を喚起し、受験を意識した学習支援をすることで、都立定時制高校の合格を果たしました。

お問合せ時の状況

  • ●私立中学校へ入学後クラスに馴染めず、ストレスから体調を崩し、中1 の夏休みから不登校になる。
  • ●小学校の頃の友人のいる中学校へ転校したがすぐに不登校となり、一日中、ネット動画を見て過ごし、部屋にこもりがちになる。

家学の行った支援内容

  • ●週2回の訪問支援(90 分)
  • ●月1回の外出同行

現在の状況

  • ●志望高校に合格し、ほぼ休まず登校できるようになっている。
  • ●週末は高校でできた友達と遊びに出かけることが増えた

支援の流れ・お子さまの変化

中学2年生10月

講師とは趣味のアニメの話などから意気投合し、学習を進められるようになった。外出への抵抗感を軽減するため、アニメのグッズを買いに外出同行を実施。

中学3年生6月

午前中の体調不良は続くが、高校受験を意識し保健室登校を始める。クラスメイトとも話が出来るようになり、授業によっては教室にも入れるようになる。

中学3年生10月

心理的に安定した状態で受験勉強を継続。講師に勉強面でわからない箇所を自主的に質問するようになる。月に1 回は高校見学や気分転換に外出同行を実施。

中学3年生2月

志望校の都立定時制高校に合格。受験後は、新学期への不安についての相談、受験科目以外の理科・社会の勉強など、心理面・学習面から入学準備を行う。

高校1年生4月

高校での慣れない授業や当初の人間関係で受けるストレスも、講師の訪問時に話すことで解消。徐々に高校生活にも慣れ、初めての定期試験も良い成績を残すことができた。

大学進学に向けて ー「やりたいことを勉強しに大学に行く」

自分の興味のあることや将来やりたいことを講師と一緒にもう一度よく考え、一緒に大学を探し、大学に行く目的や意欲を育てることから始めます。「これがやりたい!」という目的意識を作って行くことが、受験勉強だけでなく、その先の大学生活へのモチベーションにも繋がっていきます。

ご支援事例:ご支援事例:高校2年生でご相談

高校1 年の終わりに不登校となって以降、家にひきこもる生活が続き、高校を中退。その後、家学で新しい目標を見つけ、大学進学を果たしました。

お問合せ時の状況

  • ●高校1 年の12 月にケガをきっかけに野球部の顧問と揉めることが増え、ふさぎ込み、部活も学校も休むようになっていった。
  • ●高校2 年になっても登校ができない状況が続き、母親が進路について相談に乗ろうとしても、「一番助けてほしい時期に助けてくれなかった」と心を閉ざし、ネットゲームに逃避し、昼夜逆転の生活になっていった。
  • ●高校2年の1学期はほぼ通えず、中退を決意。

家学の行った支援内容

  • ●週1回の訪問支援
  • ●月1回の外出同行
  • ●月1回のカウンセリング
  • ●週2回の受講

現在の状況

  • ●高卒認定を取得し、AO入試で美術系の大学に進学。
  • ●一人暮らしの大学生活にも慣れ、気の合う友人もでき、将来の夢であるアニメーターを目指して充実した大学生活を送っている。
  • ●「後輩たちの力になりたい」と、キズキ家学の講師にも志願してくれている。

支援の流れ・お子さまの変化

17歳 8月

講師が週1回の訪問を開始。元々絵を描くことが趣味であったため、外出の機会を兼ねてイラスト講座にも参加。改めて絵を描くことの楽しさを知り、カウンセリングでは、これまで考えたこともなかった美大への進学についても話すようになる。

17歳 2月

大学進学のため、高卒認定の対策を進め、必要だった2教科に合格。外出同行で美大の見学を複数校行い、実際に自分の目で見たことで、美大進学への気持ちが固まり、本格的に受験勉強を始める。絵の練習だけでなく、学科試験ための勉強にも意欲を見せるようになった。

18歳 5月

乱れていた生活リズムも整い、生徒本人から母親に進路のことを相談するなど、親子関係も改善。時にはモチベーションが下がることもあったが、講師が相談を聴き、励ますことで、気持ちの切り替えも早くなっていった。

18歳 10月

志望校のAO入試の対策を、試行錯誤しながらも着実に進め、第一志望の大学へ合格。

大学合格後

合格後は大学の授業についていくために、特に苦手だった英語の学習を中心に行い、大学生活への準備を行った。

ご支援事例:中学1年生でご相談

私立中高一貫校を受験して入学したが、クラスメイトとのトラブルがきっかけで不登校になる。講師と保護者のかかわりで成長し、在籍校に学校復帰しました。

お問合せ時の状況

  • ●自宅では好きなことをして過ごし、趣味のためなら週3 のペースで外出もできる状況。親としては「なぜ学校には行けないのだろうか」と戸惑っていた。

家学の行った支援内容

  • ●週1回の訪問支援

現在の状況

  • ●毎朝登校し、自分ができるところまで授業を受けて帰ってくる。
  • ●週に1 ~ 2回は朝から部活動まで出ることができる。
  • ●クラスメイトとも少しずつ仲が深まってきている。

支援の流れ・お子さまの変化

中学1年生9月

日中は好きなことをして落ち着いて過ごしていたが、知らない人が来ることには不安を感じていた。教育コンサルタントが週に1回訪問をして、生徒の好きなことを一緒に楽しみ、情緒的な交流を深めながら不安を取っていった。

中学1年生12月

心理検査・知能検査を実施し、保護者と本人に客観的に現在の状態をフィードバックするカウンセリングを行う。生徒の心理状態や特徴がつかみやすくなり、家庭内でのかかわり方が変化してきた。その後は保護者が土曜講座に毎回熱心に足を運んだ。

中学1年生2月

講師の訪問(週1 回120 分)を開始。母親を交えて3人での交流から、次第に2人での交流が可能となり、共通の趣味の話や易しい学習に取り組むことができた。

中学2年生9月

夏休み中に慣らし登校として、中学校主催の夏期講習や担任の先生との面談に参加することができた。2学期からの登校を目指し、実際に9月からは毎朝登校することができるようになる。体調がすぐれないときは早退するが、部活まで参加するなど、ペース確立に励んでいる。講師と授業の復習や宿題に取り組み、学習習慣を身に着けようとしている。

高校進学に向けて ー「行ける高校ではなく、行きたい高校へ」

高校に通うのはお子さま本人である以上、進学のための準備をする期間に、高校生になった自分の姿をイメージできるように本人の気持ちを育てていくことが大切です。進学や高校という話題に触れることもできない状態から、少しずつ本人の興味を引き出し、「行きたい高校」「なりたい高校生の姿」を見つけ、合格に向けての支援を行ないます。

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