高校中退後の進路や選択肢(転校・進学・就職・資格・ワーキングホリデー)をまとめて紹介!
こんにちは。高校を中退した人たちの勉強とメンタルをサポートするキズキの桐野アキです。
高校を中退したあなた(または中退を考えているあなた)は、以下のような悩みを抱えていませんか。
- 「いったん中退したけど、大学に進学できるのか」
- 「高校を中退したけど、働けるのか?」
- 「何からしてよいのかわからない」
本コラムでは、このようなお悩みをお持ちのあなたのために、高校中退した生徒さんを何人も授業で担当した私の視点から、以下の内容を中心に解説いたします。
この記事で分かること
- 進学や就職を含めた進路の選択肢や注意点
- 高校中退後の進路(進学と就職)
結論から言いますと、「いまの高校を中退すること」自体は、人生への大きな悪影響はありません。
ただし一般論として、その後の進学や就職を考えると、中退後に(すぐでなくてもいいので)「別の高校を卒業」または「高卒認定の取得」はしておくことはオススメします。
目次
高校中退をしたときの懸念点
高校を中退した後の心配点といえば、まっさきに挙がるのは今後の進路ではないでしょうか。本章では、高校中退によって、進路についてどのような懸念点が考えられるかを述べていきます。
後で述べるように、高校中退から「次の一歩」に進む方法はたくさんあります。変に心配せず、まずは「こういう可能性がある」ということだけご理解ください。
①進学への影響
まず、1つ目として進学への懸念があります。大学や専門学校の受験資格に必要なのは、「高校卒業もしくは高卒認定資格を取得の資格」です。
ですので、高校を中退してから大学や専門学校に進学するためには、「改めて別の高校を卒業する」などのステップが必要になります。
②就職の選択肢や年収
次に、大きく影響してくるのが就職の選択肢です。現実として、次のようなことがあります。
- 求人の数や種類が多いのは、大卒(大学院卒・専門学校卒)→高卒→中卒(高校中退)の順
- (医師や弁護士、公認心理師などの)専門職は、大学や専門学校等で必要な単位を取ったうえで、受験資格を取得したのち受験をし、資格を得るというのが一般的な流れ
ですので、高校中退(=学歴としては中卒)だと「就職の幅を広げたい」「こんな仕事をしてみたい」と思っても選択肢が狭くなります。
③人間関係への影響
他にも、人間関係についても影響があるといわれています。高校を中退すると、毎日顔を合わせていたクラスメイトや先輩や後輩、先生と会うことも少なくなります。
仲の良い友人と連絡を取り合っていたとしても、高校を中退してから、進路の違いなどから話が合わなくなり、孤独感や疎外感を抱き、疎遠になるというケースも少なくないようです。
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詳しく見る高校中退後の進路について
前章では、高校を中退した後の様々な困難や懸念点についてお話ししました。
高校を中退したからといって、社会との関係が閉ざされるわけではありません。
この章では、高校中退に関係する困難をどのように乗り越えていくかについて述べていきます(特に「通信制高校」「就職」「ワーキングホリデー」については、後の章でも紹介します)。
①別の高校に転校する
今の高校の人間関係が合わなかった場合、別の高校へ転校するという方法もあります。その場合、親御さんや学校の先生と相談して、焦らず自身にあった校風や雰囲気の学校を選んでいきましょう。特に、通信制高校がオススメです。
通信制高校とは、毎日学校に通う全日制の高校とは異なり、郵送やパソコンの通信を通して単位を修得していく学校です。 基本的に自宅学習であり、単位制なので自分のペースで学習を進めることができます。
通信制高校への転校の詳細は、コラム「通信制高校への編入の条件は?学年別(高1・高2・高3)でポイントを解説」をご覧ください。
②高卒認定試験に合格し大学などを目指す
次に、高校を中退したし、別の高校に行くのも嫌だけれど、大学などに進学したいな…という場合は、高卒認定試験を受けるという方法もあります。
高卒認定試験に合格する(高卒認定資格を取得する)と、高等学校を卒業した人と同等以上の学力があると認められます。そして、その結果、大学や専門学校の受験が可能になります。
高卒認定資格とは
- 受験資格、高校を中退した人は全員満たしている(=高校を卒業しておらず、受験しようとする試験の日が属する年度の終わりまでに満16歳以上になる人であれば、受験できる)
- 出願にも特別な資格は不要(「受験案内」を入手し、出願期間中に必要書類とともに文部科学省へ送付すれば、受験が可)
- 受験科目は、最大10科目
ただし、高卒認定試験に合格したからといって、最終学歴が高卒になるわけではありません。あくまでも大学や専門学校の受験をするための資格を得ることができるという資格です。
③就職をする
「高校を中退して、まずは働く」と考えた場合、オススメの仕事は、「人手不足の業界」や「実力主義の業界」などです。
学歴や資格が不要である場合が多いので、就職採用率はぐんと上がります。
高校中退後にすぐ働き始めると、大学卒業者よりも社会人経験を長く積むことができます。経験年数や成果が昇給や昇進に影響する職場なら、大卒者よりも収入が多くなるケースもあるとは思います。そしてもちろん、高校中退(中卒)で、楽しく働いて充実した人生を送っている人はいます。
ただし前述の通り、高校中退(中卒)の場合、求人の選択肢が限られることは事実です。
高校を中退後の就業状況は「アルバイト・パート」が69.6%、「正社員」は6.5%となっています。一方で、高校卒業後の正社員就職率は、46.1%といわれています。
このように、高校卒業と高校中退では就職率が異なることがわかります。
ですので、一般論としては、働き方の選択肢を増やすためには、高校(や大学など)の卒業や、高卒認定の取得をオススメします。
④留学をする
日本での生活が合わないという場合、海外に行くという方法もあります。具体例としては、次の2つがあります。
- 海外の学校(高校など)に行く(留学する)
- 18歳以上であれば、海外で働く「ワーキングホリデー制度」を利用する
ワーキングホリデー制度の利用のためには、
査証申請時の年齢が18歳以上30歳以下であれば、特別な資格は必要ありません。
海外生活は、お金も必要ですし、語学の習得や環境の変化など困難なことも多いことは事実です。ですが、「日本(の高校)の生活」が合わない場合は、海外留学ということも選択肢として考えられます。
私の友人にも、中学が合わなかったことから、海外に留学をした人がいます。その友人は、いまは海外で仕事をしながら楽しく過ごしています。
別の高校に転校するなら通信制高校がオススメ
いままでいろんな方法を挙げてきましたが、一番のオススメは、通信制高校への転校です。その理由はこれから説明していきます。
①通信制高校とは
通信制高校とは、学校教育法第4条により「通信による教育を行う課程」と規定された高等学校通信制課程のことを示します。
学校に毎日通う必要はなく、基本的には自宅などのオンライン学習で進めていくことができます。
②通信制高校がオススメな4つの理由
通信制高校がオススメの理由としては、4つあります。
通信制高校がオススメである理由
- 正規の高校なので、卒業すると「高卒資格」を取得できる
- 通信制高校へ編入すると、前学年の単位と在籍日数を引き継ぐことができる
- メンタルサポートが充実している通信制高校も多い
- 自由な時間が多い
メンタルサポートが充実している高校では、友人関係の悩みや学校の勉強、そして体調面など自身の悩みについて通信制高校に相談し、どのように学習が進められるかを学校側とお話しすることができます。
また毎日通学する必要がないため、高校生でありながら、自由時間を多く確保することができます。この自由時間の間に、自分の興味のある勉強をしたり、アルバイトをしたりすることも可能です。
通信制高校はたくさんありますので、「実際のあなた」に向いている高校については、親御さんとお話ししたり、実際に通いたい学校の先生とお話ししたりして、決めるようにしてください。
③高校中退から通信制高校に入った場合の補足
高校を卒業するためには、次の2つが必要です。
高校卒業のために必要なこと
- (1)3年以上の在籍
- (2)一定の単位数の取得(=各科目で、テストの点などが基準を満たすこと)
上記のことを踏まえて、通信制高校に転入・編入する方法を以下にお話しします。
高校中退から通信制高校に転入・編入する場合は、前の学校で取得した単位や在籍日数を引き継げます(1年生の途中で中退した場合「単位は取得していないので引き継げない」ことが多いです)。よって、高校中退前の状況によっては、通信制高校に入学した後は、「丸3年の在籍」や「全科目の履修」が必要ない人もいます。
高校中退から就職する(働く)場合
高校中退後に、「家庭の事情」や「早く働きたい!」などの理由から、転校や進学をせずに就職をする場合も様々な選択肢があります。「高校中退(=学歴が中卒)で働くこと」は、もちろん可能です。
ただし何度も繰り返すとおり、一般論としては、(働きながらでも、中退後すぐじゃなくても、)働き方の選択肢を増やすためには、通信制高校に通うことや、高卒認定試験に合格することをオススメします。
その前提の上で、高校中退の人に求人が多い業界や、学歴不問の資格などを紹介します。
①高校中退の人に求人が多い業界
高校中退の人に求人が多い具体的な業界(職種)の例としては、次のようなものがあります。
- 配送ドライバー
- 介護職
- システムエンジニア
- 公務員
荷物を運ぶ配送ドライバー、タクシードライバー、バスドライバー等の職種は、運転免許があれば、経歴・学歴が不要なことが珍しくありません。さらに、これらのドライバー系の仕事は人材不足ということもあり、人材確保のために福利厚生が充実している企業もあります。
昨今の少子高齢化による介護士不足の影響で、経歴や学歴に関わらず手広く採用活動を行っており、高校を中退した後でも就職しやすい傾向があります。
さらに、働いていく中で資格を取得できたり、資格取得後に実務経験を積むことでマネージャーに昇進したりとキャリアアップも期待できる仕事です。
IT業界で求められるプログラミングやHTML等の知識は、学校で学ぶことができないため、高校を中退している人でも就職しやすいです。
プログラミングスクールでエンジニアに必要な知識を学ぶこともできるので、興味があれば、そこから始めることも一つの方法です。
種類によって学歴が必要なものもありますが、試験に合格すれば高校中退でも公務員になることができます。
公務員は、一般的には「安定した仕事」ですので、ワークライフバランスを保ちながら仕事ができます。
②アルバイトからの正社員
前項のように、高校中退の場合でも、正規雇用の求人はあります。ただし高卒以上と比べて求人の種類や数が少ないことは事実です。また、「向いていなかったらどうしよう」という不安もあるかもしれません。
最初から正規雇用を目指さずに、まずアルバイト経験から始めてみるのも一つの方法です。アルバイトを(いくつか)やってみる中で、ご自身にあった職種を検討することができます。
また、アルバイトとして働くうちに、勤務態度や年数から正規雇用に登用される職場もあります(たとえば、カフェや居酒屋などの飲食店では、そういうルートは珍しくありません)。
③資格を取って働く
資格を取るという方法もあります。最終学歴が「中卒」でも受験できる資格はたくさんあります(ただし、「高校の勉強」よりも難しい場合もあります)。
資格には大きく分けて2種類あります。1つ目は国家資格・公的資格、2つ目は民間資格です。
国家・公的資格とは、国や地方自治体が資格を認定しているものです。高校中退者にとってオススメの資格(学歴不問の資格)には、例えば、次のようなものがあります。
不動産取引に関係する資格です。宅地建物取引士は受験資格に制限がありません。合格率は15%と厳しいですが、資格を取得すれば不動産業界や金融業界などの様々な業界で活躍が見込めます。さらに、資格手当が付くことも多く、収入アップにもつながります。
勉強法としては、スクールに通う、通信講座を受講する、自身で参考書を買って学習を進めるなどがあげられます。
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旅行業務に関係する資格です。国内旅行のみを取り扱うことのできる国内旅行業務取扱管理者と、海外旅行も取り扱うことのできる総合旅行業務取扱管理者の2種類があります。合格率は、国内は60%程度、総合は15~20%前後と難易度に差があります。
資格を取得すれば、旅行会社で即戦力として活躍できます。また、資格を持っているとオリジナルのツアーを企画から実現まで叶えたり、フリーで活躍したりと、旅行会社の開業や独立の道も開けてきます。
一方で、難易度も高いため通信講座やスクールに通う人も多いです。
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調理師免許は飲食店、その他にも福祉施設や学校といった安定した職場への就職にも役立ちます。資格を取得する方法は、以下の2種類があります。
1.大学や専門学校などへ通いその後、申請をする
2.飲食店で2年以上働き(アルバイト期間も含むことが可能)、その後試験を受ける
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国家・公的資格を取るためには相当な勉強量が必要ですが、資格を取れば「手に職をつける」ことができ、仕事で直接生かせる資格となります(資格を持っていないとできない職種もあります)。
一方、民間資格とは、文字通り、民間団体が認定する資格です。公的な効力はありませんが、求人に応募する際に能力を示すことができます。例えば、次のようなものがあります。
インテリア産業協会が認定する、インテリアに関する幅広い商品知識を持ち、住む人にとって快適な住空間を作るためのインテリア計画や商品選択のアドバイスすることを目的とした資格です。受験資格は特にありません。
試験は、一次試験(学科)と二次試験(論文・プレゼンテーション)があります。合格率は20%ほど。
資格取得後は、家具・照明メーカーや設計事務所、住宅メーカー、インテリアショップ、内装・リフォーム関連の専門会社など幅広く活躍ができます。
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ビジネスマナーについての資格です。典型的な利用法としては、「就職・転職活動で履歴書の資格欄に書いてアピール」が多いようです。受験資格はありませんので、誰でも受験可能です。
ランクは3級・2級・準1級・1級の4種類あり、上級資格取得者には資格手当を出したり、人事考課の評価材料としたりする企業もあります。
合格率は、1級:25.7% 準1級:39.0% 2級:56.4% 3級:73.0%(2021年11月)です。自身でテキストを購入し、学習する方法や通信講座で勉強する方法が主流です。
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マイクロソフトオフィススペシャリストの略称で、ワード・エクセル・パワーポイントなどの技術を問う試験です。簿記やTOEIC、秘書技能検定と並ぶ事務職への就職に有利となる資格のひとつ。
累計400万人以上が受験する、一般事務、会計経理業務全般に不可欠なパソコンスキルです。合格率は、公開はされていませんが7割~9割と推定されます。
現代社会では、ほとんどの職種・業種でパソコン操作が必要です。事務職はもちろんのこと、その他の営業職や介護職に関しても、店舗のシフトや在庫の管理、報告書などの作成は、パソコンを使うでしょう。そのため、MOS資格は就職の際にかなり有利だといえます。
学習方法としては、独学では操作方法等難しいことも考えられるので、通信講座や実際にスクールに通って資格を取得する人が多いといわれています。
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④海外でワーキングホリデーにいく
日本で働くことに抵抗がある場合、海外で働くという方法もあります。
18歳以上30歳未満(アイスランドのみ26歳以下)なら、海外で6か月~1年、「休暇を取りながら働くことができる」というワーキングホリデー制度が存在します。
対象国は、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、英国、アイルランド、デンマーク、台湾、香港、ノルウェーなどの計27か国・地域(令和5年3月1日現在)です。
年齢制限もありますので、「若いうちに語学の勉強をしてみたい!」「知り合いに会わない環境で働きたい」などの人にはお勧めです。また、海外で働いた経験は、将来的な日本での進路に役立てることもあるかもしれません。
ただし、現地で必要な資金は、あらかじめ用意しておく必要があります。
高校中退(後の進路)について相談できる団体
さて、ここまで高校を中退した後の進路について述べてきましたが、いざ行動に移そうと考えても不安が残りますよね。
この章では、高校中退そのものや、中退後の進路について相談ができる団体の例をご紹介いたします。ここで紹介する機関以外でもありますので、インターネットで「高校中退 相談」などと検索してみることをオススメします。
①地域若者サポートステーション(通称「サポステ」)
地域若者サポートステーションは、様々な理由で一歩が踏み出せない若者の職業的自立を支援する施設で、高校を中退された方、進路未決定卒業生の就職を支援しています。
希望に応じて、自宅や学校へ訪問するアウトリーチ型の相談、各種自立支援プログラムの紹介をします。
実際にサポステに行くのは抵抗があったり、交通費の問題で通えなかったりといった場合に自宅や学校へお伺いし相談にのったり、各種自立支援プログラムの紹介をしたりすることです。
公式サイトはこちらです。
②教育相談センター
地域によって名称が異なりますが、教育委員会や市役所に教育相談窓口が設置されています。そこでは、状況に合わせて電話や窓口での相談に対応しています。
不登校やいじめだけでなく、今後の進路について、高校を転校するべきか、就職するべきかなど、現在の状況を相談して、今後の可能性について一緒に考えてくれる機関です。
③高校中退者に勉強を教える塾など
中退後に大学受験などを考えている場合は、高校中退者に勉強を教える塾の利用もオススメです。
そうした塾では、実際に中退するかどうかも含めた進路相談ができたり、高卒認定試験の対策からできたりすることが珍しくありません(私たちキズキもその一つです)。
まとめ
今回、高校を中退した方の今後の進路の可能性について懸念点から可能性までお話してきました。
中退したから、今後の社会との関係や将来が閉ざされたと思う必要はありません。もちろん、中退したことで困難なこともありますが、中退後も進学や就職など様々な可能性が存在しています。
この記事を読んで、ご自身にあった進路を見つけて今後の進路の参考になれば幸いです。
監修:安田祐輔
やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための「キズキビジネスカレッジ」も運営。
【新著紹介】
『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式
【略歴】
2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)
【著書など(一部)】
『暗闇でも走る(講談社)』『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(翔泳社)』)
【メディア出演(一部)】
2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)
共同監修:半村進
はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。