発達障害の小学生のトラブル|友達や学校でのトラブルを防ぐための対策
このコラムでは、発達障害の小学生がトラブルを起こしがちなシチュエーションやトラブルを防ぐためにできる対策、トラブル後の対処法、トラブルを起こしたときの親同士の対応などについてお伝えします。
前提として、お子さんのことを親だけ(家庭だけ)で抱え込まず、学校・医療機関・サポート団体などに相談することが大切です。
発達障害の小学生のお子さんがいる方は、ぜひ参考にしてください。
私たち、キズキは、発達障害や不登校のお子さんを、13年間で3,000名以上サポートしてまいりました。発達障害・不登校についての無料相談を行っており、親御さん自身のお悩みもご相談いただけます。少しでも気になるようでしたら、お気軽にご連絡ください。
目次
発達障害の小学生の特徴は?
まずは、発達障害の基本知識と、発達障害の小学生の特徴をお伝えします。
発達障害とは、先天的な脳の機能の偏りによって、学校生活・学習面で困難やトラブルが生じている状態のことです。
主な発達障害の種類
- ADHD(注意欠陥・多動性障害)
- ASD(自閉症スペクトラム障害)
- LD(学習障害)
(アメリカ精神医学会『DSM-V』準拠)
発達障害の特性の中には、程度の差はあるものの、小学生なら誰でも当てはまるものもあります。
次に、発達障害の特性がある小学生の特徴を種類別にお伝えします。検査を受けるかどうかの参考にしてください(特性の現れ方や程度には、ばらつきがあります)。
なお、発達障害は「病気」ではありません。あくまでも「目立ちやすい特性がある」ということです。
生活上の困難は、専門家と相談し対策することで緩和できます。また、衝動性は成長段階で薄れていくお子さんもいます。
参考:村上由香『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』
特徴①ADHD(注意欠陥・多動性障害)
ADHDは、正式名称を「注意欠如・多動性障害(Attention-Deficit Hyperactivity Disorder)」という発達障害の一種です。
特性の程度や現れ方には個人差がありますが、「不注意」と「多動・衝動性」という2つの特徴があります。
不注意の特徴
- 整理整頓が苦手
- 記入ミスが多い
- 忘れ物や持ち物の紛失が多い
- 確認作業がうまくいかない
- 不宿題の提出期限が守れない
多動・衝動性の特徴
- 貧乏ゆすりなど、常に身体を動かしていないと落ちつかない
- 授業中に席を立ったり教室を抜け出したりする
- 他人の話を最後まで聞かずに発言したり行動したりする
- 気にいらないことが起こったときに手が出やすい
特徴②ASD(自閉症スペクトラム障害)
ASD(Autism Spectrum Disorder、自閉症スペクトラム障害)とは、社会性・コミュニケーション・想像力の3つにおいて特性が目立つ発達障害です。
社会性における特徴
- クラスの雰囲気や人間関係にうまく気が回らない
- 不先生や同級生の話を聞いていないと誤解されやすい
コミュニケーションにおける特徴
- 質問の意図、身振り、比喩、冗談などを理解しづらい
- 連絡や相談がうまくできない
想像力における特徴
- 決まった手順やルールに強いこだわりを見せる
- 予定が変わるとパニックになりやすい
- 暗黙のルールや明示されてない決まりに疎い
聴覚や嗅覚が過敏で、大きな音(クラスメイトの声、運動会のピストルなど)や強い匂い(給食の匂いなど)が苦手な場合があります。
ASDの小学生は、学習面よりも人間関係などの社会性の面でトラブルを起こしやすいと言われています。
特徴③LD(学習障害)
LD(学習障害)とは、「読む・聞く・話す・書く・計算する・推論する」といった6つの能力の1つ以上に、習得や使用の困難がある発達障害です。
ただし、文部科学省の定義では、以下の条件が付きます。
視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない
つまり、「知的障害があるために本を読むことが苦手」という場合、LDには当てはまらないということです。
LDの小学生が抱えやすい困りごと
- 授業の音読がうまくできない
- 先生の授業を聞き取って理解するのが難しい
- 板書を書き写すのに苦労する
- 意見をうまく話せない
- 計算問題や推論が苦手
読字障害であれば「教科書の文章がうまく読めない」、書字障害であれば「文字を書いたり覚えたりすることが苦手」など、抱えている困難は個人によって大きく異なるのです。
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詳しく見る発達障害の小学生がトラブルを起こしがちなシチュエーション
この章では、例も交えながら、発達障害の種類別にトラブルが起こりやすいシチュエーションを解説します。
ただし、「特定の状況にあると決まって問題行動・トラブルを起こす」というわけではありません。
お子さんの性格や、後述する方法次第でトラブルへの対策できることは忘れないでいてください。
参考:上野一彦・月森久江『ケース別 発達障害のある子へのサポート実例集 小学校編』
①ADHDの小学生のトラブル
ADHDの小学生の場合、不注意の特性は先生から注意される程度で済みます。
一方で、「多動や衝動性」がトラブルを招くケースが多いと考えられます。
ADHDの小学生がトラブルを起こしやすいシチュエーション
- ・同じ場所や席に留まっていなくてはならないとき(例:テストやプリントが解き終わってやることがなくなると教室を出て行く。窓の外から見える様子が気になったり忘れていたことを思いだしたりしたときに席を離れるなどする)
- ・順番やルールを守らなくてはならないとき(例:待機列に割り込んでトラブルになる。ゲームのルールを破ったり、人の道具を勝手に使ったりなどする)
- ・係や当番の仕事をしなくてはならないとき(例:掃除を最後までやらずにクラスメイトに押しつけて問題になる。日直当番を忘れて先に帰ったり遊びに行ったりなどする)
- ・対人関係などで思い通りにいかないとき(例:揉めごとになると友達を傷つけることを衝動的に言ったり、暴力をふるったりなどする)
ある種の行動の制限や、我慢を強いられるときに、ADHDの小学生はトラブルを起こしやすいといわれています。
②ASDの小学生のトラブル
ASDの小学生の場合は、「こだわりの強さ」と「コミュニケーションの困難」がトラブルの元になりやすいです。
ASDの小学生がトラブルを起こしやすいシチュエーション
- ・予定外の出来事が生じたとき(例:時間割が急に変更になったり、式典や集会で普段はしない行動を求められたりすると動揺して泣くなどする)
- ・手順を変えなくてはならないとき(例:掃除の時間が短くなって手順を減らしたり、大掃除でいつもより手順が増えたりすると過度に怒るなどする。机の位置やロッカーの配置が変わるだけでイライラする)
- ・友達とコミュニケーションを取るとき(例:友達の容姿や能力など、相手が気にしていることを遠慮せずに直接的な言葉で言ってトラブルになる。「どんな手段でもいいから止めろ」と言われて暴力的な手段に出るなど、言葉のあやを理解できずに問題になる)
このように、ASDの小学生は臨機応変な対応や、心の機微の察知が求められる状況が苦手です。
③LDの小学生のトラブル
LDについては、基本的には、周囲を巻き込むようなトラブルは起こさないとされています。
しかし、本人は、そうした問題について深く悩んだり、落ち込んだりすることがあります。親御さんの方でもしっかり注視・ケアすることを心掛けましょう。
発達障害の小学生のトラブルを防ぐためにできる6つの対策
この章では、発達障害の小学生のトラブルを防ぐための対策について解説します。
発達障害の小学生をサポートするとき、前提になるのは次の2点です。
- ①親子間で「問題」を抱え込まないようにする(学校、医療機関、サポート団体などに相談する)
- ②親御さん自身が子どもの発達障害を受けいれる
この前提を忘れないようにしながら、お伝えする対策・サポートを実践してみてください。
対策①担任の先生に前もって事情を伝える(相談する)
小学校でお子さんと日頃から接する担任の先生には、勉強面だけでなく、人間関係の悩みなど、できるだけ密に情報共有することを心掛けてください。
相性の悪いクラスメイトとの席の位置を調整するなど、自然な方法でトラブルが起こる可能性を減らすことができます。
また、お子さんが通っている学校に「スクールカウンセラー」が在籍していれば、こちらに相談してみてもよいでしょう。
学校でのカウンセリング機能の充実を図るために配置されている、心のケアやストレス対処の専門家。子どもだけでなく、親御さんのカウンセリングも受け付けています。
発達障害の小学生が受けられる公的支援などを聞くこともできます。まずは学校に事情を伝えて、相談できる機会を設けもらうことから始めてみてください。
対策②特別教育支援コーディネーターを頼る
特別支援教育コーディネーターとは
- 通常クラスでの授業が難しい児童の支援が目的
- 学校内の関係者や福祉、医療等の関係機関との連絡調整の役割を担っている
- 発達障害や疾患が疑われる子どもの相談に向いている
(参考:独立行政法人国立特別支援教育総合研究所※PDF「特別支援教育コーディネーターの役割・機能について」)
ただし、設置されていない学校もあります。
まずは、特別支援教育コーディネーターが学校にいるかどうかを確認しましょう。
対策③医師や支援団体に相談する
特に重要なのが、かかりつけの医師や臨床心理士・公認心理師との情報共有・協力です。
発達障害のお子さんの場合、定期的に診てもらっているかかりつけ医や臨床心理士の先生がいると思います。
こうした先生であれば、専門知識を有しているだけでなく、お子さんの発達の経過や特性も知っているため、あなたのお子さんに適したアドバイスを得られるはずです。
まだ医師の診断を受けていない場合は、一度受診することをオススメします。
発達障害の特性の現れ方は、その時々のお子さんの体調やメンタルの調子によって違います。
専門医の話を聞きながら、お子さんの現状をよりよく理解することが、トラブルの防止に繋がるはずです。
そのほかのサポート団体については、後で改めて紹介します。
対策④親御さん自身が発達障害の理解を深める
発達障害の傾向がある中学生には、一人ひとり違った特性・性格であるため、それらに合わせた個別の対応が必要になります。
「個別対応」を行う前提として、やはり、「発達障害一般の知識」は身につけておいた方がよいでしょう。
発達障害の理解を深める方法は、専門家・サポート団体への相談、関連書籍の読書などのほか、「親の会」に参加する方法もあります。
発達障害や不登校など、似た境遇にある子どもの親同士が意見交換をする場です。一般的には、地域ごとに団体や部会が分かれています。親の会に参加することで、「発達障害の子どもを持つ親と意見交換をして有益な情報を得る」「悩みを共有できて気持ちが楽になる」といったメリットが期待できるでしょう。
例えば、「JPALD(特定非営利活動法人 全国LD親の会)」では、発達障害の中でも特にLDについて、日本を6ブロックに分けて、保護者による情報交換会、勉強会、LDの子の友達づくり、各種イベントなどを催しています。
JPALDの他にも、「発達障害 親の会」と検索すれば、多くの団体の活動が見つかるでしょう。
「親の会」は、それぞれで目的や性質が違います。
そのため、ある一つの会が合わなくても、諦めずに別の会を探すことが大切です。
対策⑤ペアレントトレーニングを受ける
「ペアレントトレーニングを受ける」と、親御さん自身のサポート能力が高まります。
発達障害の子を持つ親に、「効果的な親としてのスキル」を教えるもの。医療機関や教育機関などで指導者を招き、毎週決まった時間に上記のようなトレーニングを実施します。子どもへの接し方を見直す意味でも非常に有効だと言われています。
ペアレントトレーニングのプログラム内容例
- 各発達障害の特性について理解を深める講習
- 各発達障害に見られる行動を分類して理解する講習
- 子どもの良いところへ目を向ける練習
- 効果的な指示の仕方
- 好ましくない行動を取ったときの対処法の勉強
- 同じ悩みを持つ親御さん同士での情報交換
発達障害のお子さんのサポートを充実させたい親御さんは、お近くの機関で実施されているペアレントトレーニングを探して、受けてみましょう。
対策⑥子どもの友達の親とコミュニケーションを取る
これには2つの目的があります。
- ①特性を理解してもらい、友達と遊んでいるときにトラブルが起きないように留意してもらう
- ②トラブルを起こったときの対応や対処をスムーズにする
発達障害の特性について、直接的に話しづらいという場合は、せめて何が苦手なのか、どういう状況だと混乱しやすいのかだけでも、伝えることをオススメします。
発達障害の子どもがトラブルを起こした後の5つの対処法
問題が起きたとき、子どもに対しても、巻き込んだ人に対しても、適切な対応が求められます。
そこで、この章ではトラブル後の対処法を、5つご紹介します。
対処法①子どもを休ませる
これは、子どもの心身を落ちつかせるという意味です。
トラブルが起きた後は、子どもは疲弊していたり、混乱状態が続いていたりします。
必要な場合は「学校を休んでもいいよ」とお子さんに伝えた上で、一日だけ学校休むなどの対応も検討することが大切です。
対処法②子どもの自己肯定感の回復に努める
発達障害の小学生を育てる上では、「二次障害」への配慮が必要になります。
発達障害に関連して起こる「二次的な問題」の総称。例えば、発達障害の特性は、小学校での孤立やいじめに繋がるケースがあります。孤立・いじめ自体も二次障害です。孤立・いじめのストレスや不適応によるうつ病や不安障害のような病気・不登校などの「困難」も二次障害です。
こうした二次障害を防止するにも、お子さんがトラブルを起こした後に、自己肯定感の回復に努めましょう。
二次障害の防止のためにできる具体的な行動
- 子どもがよいことをしたときにはできるだけ褒める
- 長所や得意なことを見つけて評価する
発達障害の子どものメンタル面には、常に気を払うように心掛けてください。
参考:齊藤万比古『発達障害が引き起こす二次障害へのケアとサポート』
対処法③叱るときは伝え方を工夫する
トラブルを起こしたとき、明らかに子どもに非があっても、頭ごなしに叱らないようにしましょう。
なぜなら、発達障害の子どもには、そもそも自分の行動のどこがいけなかったのかがわからない場合があるからです。
例えば、ASDの子どもが「余計な一言」で友達を傷つけたり泣かせたりしても、それが「余計な一言」だと気付いていないことも少なくありません。
まずは子どもの話に耳を傾けて、問題を把握しましょう。
その上で、「また同じような状況になったら行動する前に先生に相談するように約束する」など、トラブルが起きないための方法を伝えることが大切です。
同じトラブルを起こさないための実際的な対処については、担任の先生や専門家の先生などと相談して考えることをオススメします。
対処法④特性をカバーできる道具を取り入れてみる
これは、特にLDで困っている子ども向けの対処になります。
例えば、読字障害に悩んでいる子どもの場合、本の中のいま読んでいる行にだけ視点を集中できる「リーディングトラッカー」など、手軽に活用できるグッズがあります。
タブレットなどの電子機器の利用を検討するのもオススメです。
しかし、「特別な道具を使うこと」に、お子さん自身が引け目を感じたり、周囲が気にしたりするかもしれません。
お子さんが「特別扱い」として教室内で変に目立つことのないように、担任の先生に前もって相談しておくことが大切です。
対処法⑤学校以外の学びの場を検討する
例えば、「発達障害がある子どもの指導実績がある学習塾や家庭教師サービス」などがあります。
発達障害に理解のある学習塾や家庭教師サービスを利用するメリット
- 子どもに合った勉強方法で学ぶことで、「学力」も「勉強方法」も身につく
- 発達障害に合わせた勉強をすることで「特性のせいで勉強が嫌になる」ことを防げる
- 生活面で役立つ習慣を身につけることもできる
- トラブルを起こさないようなコミュニケーションの練習もできる
発達障害の小学生がトラブルを起こしたときの親同士の対応
クラスメイトを相手にトラブルを起こしたときや、喧嘩をしたときなどは、相手の親御さんと話しあったり謝りに行ったりすることもあるでしょう。
そのときには、相手の親に発達障害のことを説明しなくてはならない場面も出てきます。
とはいえ、お子さんの状況について親御さんが説明しても聞き入れてもらえなかったり、相手の親御さんが理解しきれなかったりする場合もあります。
また、親御さんは納得しても、トラブル相手のお子さんは納得できないこともあります(傷ついていることもあるでしょう)。
担任の先生や支援団体など、専門の第三者に間に入ってもらえるように、あらかじめ相談しておくことが大切です。
先ほども述べたように、トラブルを「親子間で抱え込まない」こと、「できるだけサポート体制を作る」ことを意識するようにしてください。
発達障害の小学生に関する相談先
発達障害の小学生に関する主な相談先としては、次の5つがあります。
主な相談先
- ①発達障害者支援センター
- ②児童発達支援センター
- ③児童相談所
- ④児童家庭支援センター
- ⑤精神保健福祉センター(二次障害による心の不調が疑われる場合)
発達障害に特化した相談ができるという意味では、発達障害者支援センターがオススメです。
発達障害の早期発見と早期支援を目的として、本人や家族の生活をサポートする支援機関。発達障害の確定診断が下りていない場合でも、子どもに発達障害の可能性があるなら相談が可能。精神保健福祉士や社会福祉士などが在籍するところもあります。
「児童発達支援センター」「児童家庭支援センター」「児童相談所」の3つは、それぞれ近い位置づけにありますが、児童発達支援センターは発達障害を含む障害があると考えられる児童の支援をしているという点では、相談先に向いているかもしれません。
また、先ほど紹介した発達障害に詳しい塾・家庭教師や、親の会などでも相談ができます。
まとめ:発達障害の小学生がトラブルの対策・対処法もたくさんあります
発達障害の小学生のトラブルを防ぐためのポイント
- 担任の教師や学校や支援団体などとサポート体制を築く
- 親御さん自身が発達障害の理解を深めて受けいれる
- お友達の親などとも連絡を取りあう
- もしトラブルが起こったときは子どものメンタルを気遣う
この記事が、お子さんと、親であるあなたのお役に立ったなら幸いです。
さて、私たち、キズキは、発達障害や不登校のお子さんのための塾&家庭教師です。
13年間で3,000名以上、発達障害や不登校のお子さん・親御さんをサポートしてまいりました。
発達障害や不登校についての無料相談を行っており、親御さん自身のお悩みもご相談いただけます。
少しでも気になる方は、お気軽にご連絡ください。
監修:安田祐輔
やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための「キズキビジネスカレッジ」も運営。
【新著紹介】
『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式
【略歴】
2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)
【著書など(一部)】
『暗闇でも走る(講談社)』『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(翔泳社)』)
【メディア出演(一部)】
2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)
共同監修:半村進
はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。