発達障害の中学生に親ができる7つのサポート

この記事では、発達障害の中学生が抱えやすい困りごとと、親ができる対応を解説します。
このページを読んでわかること
- 発達障害の中学生が抱えやすい困りごとリスト
- 発達障害の中学生の勉強や受験での困難
- 発達障害の中学生に親ができるサポート
- 発達障害の中学生が知っておきたい種類別の対策
- 不発達障害の中学生と不登校の関わり、対応について
一番大切なことは、お子さんのことを親だけ(ご家庭だけ)で対応せずに、学校や医療機関に相談したり、サポート団体を利用したりすることです。
お子さんも親御さんも、サポートする人はたくさんいますので、まずはご安心ください。
発達障害の中学生のお子さんがいる方は、ぜひ参考にしてください。
私たち、キズキは、発達障害や不登校のお子さんを、13年間で3,000名以上サポートしてまいりました。発達障害や不登校についての無料相談を行っており、親御さん自身のお悩みもご相談いただけます。少しでも気になるようでしたら、お気軽にご連絡ください。
目次
発達障害の中学生が抱えやすい困りごとリスト

発達障害とは、先天的な脳の機能の偏りによって、社会生活やコミュニケーションに困難が生じている状態のことです。(アメリカ精神医学会『DSM-V』準拠)
主な発達障害の種類
- ADHD(注意欠陥・多動性障害)
- ASD(自閉症スペクトラム障害)
- LD(学習障害)
これからご紹介する発達障害の特性の中には、程度の差はあれ、中学生なら誰にでも当てはまるものもあります。
この章では、発達障害の中学生が抱えやすい困りごとを種類別に紹介します(参考:村上由香『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』)。
なお、発達障害は「病気」ではありません。
あくまでも「目立ちやすい特性がある」というだけです。
生活上の困難は、専門家と相談しながら対策していくことで緩和できますので、ご安心ください。
①ADHD(注意欠陥・多動性障害)の困りごと
ADHDは、正式名称を「注意欠如・多動性障害(Attention-Deficit Hyperactivity Disorder)」という、発達障害の一種です。
特性の程度や現れ方には個人差がありますが、「不注意」と「多動・衝動性」という2つの特性に伴う困難が見られます。
不注意による困難
- 整理整頓が苦手
- 記入ミスが多い
- 忘れ物や持ち物の紛失が多い
- 確認作業がうまくいかない
多動・衝動性による困難
- 気が散りやすく、着席時も身体を動かしていないと落ちつかない
- 他人の意見を聞き終わる前に発言したり行動したりする
- 気にいらないことが起こると衝動的な行動に出やすい
- 優先順位をつけて勉強することが苦手
- 宿題の提出締切を守りづらい
②ASD(自閉症スペクトラム障害)の困りごと

ASD(Autism Spectrum Disorder、自閉症スペクトラム障害)とは、社会性・コミュニケーション・想像力の3つにおいて特性が目立つ発達障害です。
社会性における特性
- クラスの雰囲気や人間関係にうまく気が回らない
- 先生や同級生の話を聞いていないと誤解されやすい
コミュニケーションにおける特性
- 質問の意図、身振り、比喩、冗談などを理解しづらい
- 連絡や相談がうまくできない
想像力における特性
- 決まった手順やルールに強いこだわりを見せる
- 予定が変わるとパニックになりやすい
- 暗黙のルールや明示されてない決まりに疎い
聴覚や嗅覚が過敏で、大きな音(クラスメイトの声、運動会のピストルなど)や強い匂い(給食の匂いなど)が苦手な場合があります。
ASDの中学生は、学習面では問題なくても、人間関係などの社会性の面で困ることが多いと言われています。
③LD(学習障害)の困りごと
LD(学習障害)とは、「読む・聞く・話す・書く・計算する・推論する」といった6つの能力の1つ以上に、習得や使用の困難がある発達障害です。
ただし、文部科学省の定義では、以下の条件が付きます。
視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない
つまり、「知的障害があるために本を読むことが苦手」という場合、LDには当てはまらないということです。
LDの中学生が抱えやすい困りごと
- 授業の音読がうまくできない
- 先生の授業を聞き取って理解するのが難しい
- 板書を書き写すのに苦労する
- 意見をうまく話せない
- 計算問題や推論が苦手
いずれの特性にも、「特定の情報処理が難しい」という困難に共通点があります。
また、「読む・聞く・話す・書く・計算する・推論する」のうち、どれに困難を覚えるのかは、各々の特性により異なります。
読字障害であれば「教科書の文章がうまく読めない」、書字障害であれば「文字を書いたり覚えたりすることが苦手」など、個々の状況によります。
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発達障害の中学生の勉強や受験での困難について

発達障害の中学生の勉強面での困難
- ADHD:授業態度に問題ありと判断されて、内申点を低く付けられることがある
- ASD:クラスメイトとのコミュニケーションや協調性が求められる授業が苦手
- LD:苦手分野によるハンデで勉強がうまく進まない
上記のような「困難」への対応として大切なのは、「学校や支援団体などに相談してサポート体制をつくること」です。
特に勉強面での不安には、発達障害の中学生に指導実績のある家庭教師などを利用することをオススメします(私たちキズキもその一つです)。
そうした家庭教師では、「特性に合わせた勉強」だけでなく、コミュニケーション、生活、内申点、志望校探し(お子さんに合った高校探し)などについてのアドバイスを得られることも多いです。
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発達障害の中学生のために親ができる7つのサポート

発達障害の子どもと接する際の前提になるのは、以下の2点です。
- ①親子間で「問題」を抱え込まないようにする(学校・医療機関・サポート団体などに相談する)
- ②親御さん自身が子どもの発達障害を受け入れる
以上を忘れないようにしながら、ご紹介するサポートを実践していきましょう。
サポート①担任の先生と相談・対応を考える
中学校でのお子さんの様子に詳しい担任の先生であれば、勉強面や人間関係の悩みなど、込み入った相談にも乗ることができます。
また、お子さんが通っている学校にスクールカウンセラーが在籍していれば、こちらに相談するのも一つの手段です。
学校でのカウンセリング機能の充実を図るために配置されている、心のケアやストレス対処の専門家。子どもだけでなく、親御さんのカウンセリングも可能。
発達障害のお子さんが利用できる公的支援や、適切なサポート団体などを詳しく聞けることもあるので、まずは相談して、対応を考えましょう。
サポート②特別支援教育コーディネーターと話しあう

特別支援教育コーディネーターとは
- 通常クラスでの授業が難しい児童の支援が目的
- 学校内の関係者や福祉、医療等の関係機関との連絡調整の役割を担っている
- 発達障害や疾患が疑われる子どもの相談に向いている
(参考:独立行政法人国立特別支援教育総合研究所※PDF「特別支援教育コーディネーターの役割・機能について」)
ただし、設置されていない学校もあります。
特別支援教育コーディネーターが学校にいるかどうかを確認するところから始めましょう。
サポート③サポート団体や学習塾など専門家に相談する
特に重要なのが、かかりつけの医師や臨床心理士・公認心理師などとの情報共有・協力です。
幼少期から発達障害の傾向が明らかになっている場合、継続的にお子さんを診ている先生がいると思います。
こうした先生であれば、専門知識を有しているだけでなく、発達の経過も知っているため、あなたのお子さんに適したアドバイスを得られるはずです。
まだ医師の診断を受けていない場合は、受けてみることをオススメします。
その他にも、発達障害の中学生を支援している公的な団体は多数あります。
発達障害の相談ができる公的団体
- 発達障害者支援センター
- 児童発達支援センター
- 精神保健福祉センター
特に、発達障害に特化した相談ができるという意味では、発達障害者支援センターがオススメです。
発達障害の早期発見と早期支援を目的として、本人や家族の生活をサポートする支援機関。発達障害の確定診断が下りていない場合でも、子どもに発達障害の可能性があるなら相談が可能。精神保健福祉士や社会福祉士などが在籍するところもあります。
また、発達障害の中学生の指導実績がある学習塾や家庭教師などであれば、学習面のサポートだけでなく、生活面におけるアドバイスも得られるなど、多角的な支援を期待できるようでしょう(私たちキズキもその一つです)。
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サポート④適度に休ませる

ASDやADHDの中学生の中には、集中しはじめると休み時間を取らずに、長時間の作業に取り組む「過集中」の傾向がある子どもがいます。
長く集中できるとは言え、もちろん疲れは溜まっていきますので、調子を崩したり倒れたりする子どももいます。
集中しすぎるようであれば、親御さんが声を掛けて、休憩を取らせるといったサポートが必要になります。
参考:星野仁彦『発達障害に気づかない大人たち』
サポート⑤長所やがんばったところを褒める
中学生に限らず、発達障害の人は、特性に伴う困難や失敗のために自信を失いやすいと言われています。
そんなお子さんは、長所やがんばったことを褒められることで、自信を身につけ、より「生きやすく」なっていきます。
また、発達障害の子どものサポートを考える上では「二次障害」に配慮することも大切です。
発達障害に関連して起こる「二次的な問題」の総称。例えば、発達障害の特性は、小学校での孤立やいじめに繋がるケースがあります。孤立・いじめ自体も二次障害ですし、孤立・いじめのストレスや不適応によるうつ病や不安障害のような病気・不登校などの「困難」も二次障害です。
こうした二次障害を防止する意味でも、長所を見つけたときや、がんばって成果が出せたときなどは、積極的に子どもを褒めるようにしましょう。(参考:齊藤万比古『発達障害が引き起こす二次障害へのケアとサポート』)
サポート⑥親御さん自身が発達障害の理解を深める

発達障害の傾向がある中学生には、一人ひとり異なる特性・性格・環境などに合わせた個別の対応が必要です。
「個別対応」の前提として、やはり、「発達障害一般の知識」は身につけておいた方がよいでしょう。
発達障害の理解を深める方法としては、専門家・サポート団体への相談、関連書籍の読書などのほか、「親の会」に参加するという方法もあります。
発達障害や不登校など、似た境遇にある子どもの親同士が意見交換をする場です。一般的には、地域ごとに団体や部会が分かれています。親の会に参加することで、「発達障害の子どもを持つ親と意見交換をして有益な情報を得る」「悩みを共有できて気持ちが楽になる」といったメリットが期待できるでしょう。
例えば、「JPALD(特定非営利活動法人 全国LD親の会)」では、発達障害の中でも特にLDについて、日本を6ブロックに分けて、保護者による情報交換会、勉強会、LDの子の友達づくり、各種イベントなどを催しています。
JPALDの他にも、「発達障害 親の会」と検索すれば、多くの団体の活動をお調べいただけます。
「親の会」は、それぞれで目的や性質が異なります。
そのため、ある一つの会が合わなくても、別の会を探してみることをオススメします。
サポート⑦卒業後の進路や受験校について早めに調べ始める
中学卒業後の進路は高校とは限りませんが、この記事では特に高校について紹介します(就職や、高校以外の学校に進学する場合も、先述のサポート団体などに相談するとアドバイスがもらえます)。
お子さんの志望校について、進学先で受けられる配慮や、受験時に得られる特例措置などを、早めに調べておきましょう。
受験時に得られる特別措置には、次のような例があります。
受験時に得られる特別措置の例
- 別室受験(自閉症、高機能自閉症、LD、アスペルガー症候群、ADHD等)
- 試験時間の延長(LD)
- 集団面接を個人面接で実施(自閉症)
- 監督者による口述筆記(LD)
- 前日に試験会場の下見(高機能自閉症)
- 保護者の別室待機(ADHD)
※()内の「自閉症・高機能自閉症・アスペルガー症候群」は、現在ではASDに該当。
こうした特例措置については、以下の点に留意してください。
- 専門医から正式な診断が出ていない場合は、特例申請をすることが難しいため、まずは検査・診断を受ける。
- 申請は在籍中学校を通じて行い、教育委員会を介して手続きが進められるため、手続きに時間がかかる(申請の締め切りが受験の願書提出よりも早いことが多い)
特例申請をする場合は、在籍校にできるだけ早い段階で相談するようにしましょう。(参考:鈴木慶太『親子で理解する発達障害 進学・就労準備の進め方』)
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発達障害の中学生のために家庭でできる種類別対策

この章では、ASD・ADHD・LDの種類別に対策を解説しますので、お子さんの特性にあわせて実践してみてください。
ただし何度も繰り返すとおり、お子さんのことを親だけ・ご家庭だけで抱え込まず、サポート団体などを利用することで、より適切・具体的な対策がわかります。(参考:本田秀夫『自閉症スペクトラム』、小池敏英・奥住秀之『これでわかる学習障がい』)
対策①ASD傾向が強い場合
ASD傾向の強い中学生には、以下の3つの対応が有効です。
- ①文字や図主体のコミュニケーションを取る
- ②家では静かな環境を整える
- ③休憩時間を意識する
- ①文字や図主体のコミュニケーションを取る
ASDの人の多くは、耳からの情報よりも、視覚的な情報の方が理解しやすいと言われています。具体的には、「日程を組むときにはタイムスケジュールを表にする」「やるべき課題などをリスト化する」といった工夫が効果的です。
- ②家では静かな環境を整える
ASDの人には「聴覚過敏」などの過敏症が併存する子が少なくありません。特に受験期などは、学習環境を静かに保つといった配慮が重要になります。
- ③休憩時間を意識する
「過集中」への対策です。特にASD傾向がある子どもは、過集中に入ると、体力が保たなくなるまで徹底した集中状態になることがあるため、親御さんの方で休憩するように促すといった対処が必要です。
対策②ADHD傾向が強い場合

ADHD傾向の強いお子さんには、以下の2つの対応が有効です。
- ①机の上に必要なもの以外を置かない
- ②課題を小分けにしてその日にやるべきことを決める
- ①机の上に必要なもの以外を置かない
ADHDの「整理整頓が苦手」という傾向への対策です。机の上に必要な物のみを置くというルールを定めれば、物を散らかすことを防げるだけでなく、勉強に集中しやすい環境を整えることもできるでしょう。
- ②課題を小分けにしてその日にやるべきことを決める
ADHD傾向の強い中学生は、課題を漠然と捉えてはいるものの、するべきことを細分化できないなど、ゴールまでの道筋を立てられないことがあります。親御さんが助け舟を出して、「今日はここまでやろう」といったように、道筋を立てる手助けをするのが有効でしょう。多少手間ですが、その日にやる分だけコピーを印刷して渡すなどすると、継続して取り組めやすくなる可能性があります。
対策③LD傾向が強い場合
LD傾向のあるお子さんには、以下の2つの対応が有効です。
- ①特性にあわせて理解の仕方を変える
- ②可能なら電子機器などのツールを利用する
- ①特性にあわせて勉強方法を変える
LDのうち、例えば読字障害の傾向がある中学生には、「教科書の内容を文章で読もうとするとできないけれど、音声で聞くとスムーズに理解できる」といった特性が考えられます。苦手な媒体での勉強ではなく、得意とする媒体での勉強方法を探してみましょう。
- ②電子機器などのツールを利用する
「電子機器などのツールに頼る」ことも有効です。例えば、書字障害の傾向がある子は、板書をノートに書き写すのに時間がかかります。そこで、文字を手書きせず、タブレットでの写真撮影や文字入力に変更することで、学習の困難が緩和される可能性があるのです。周りの子の目もあるため難しいかもしれませんが、先生に相談してみる価値はあるでしょう。
発達に特性がある中学生のお子さんに寄り添い、サポートする塾&家庭教師【キズキ】/親御さんもお子さんも、「次の一歩」に進めます/相談無料/関東・東海・関西(オンライン授業は全国対応)
発達障害の中学生と不登校の関わり~不登校になったときの対応~

発達障害の中学生の中には、特性に関連して学校での人間関係や勉強に苦労して、不登校になる子どももいます。
心の調子を崩して不登校になり病院へ行ったところ、発達障害であることが初めてわかったという子どももいます。
いずれの場合も、発達障害の子どもが不登校になったら、以下の対応をオススメします。
- まずは休んでもいい、無理をしなくてもいいと伝える
- 子どものペースにあわせて話や困りごとに丁寧に耳を傾ける
- ねぎらいや苦労に理解を示すような言葉を掛ける
- 専門家のアドバイスを受けながら、まずは体調を治す
不登校についても、発達障害と同じく、公民を問わずサポート団体を利用することが大切です(私たちキズキでは、不登校と発達障害の両方の相談が可能です)。
不登校のサポート団体は、「(お住まいの地域名)+不登校+相談」などとインターネットで検索したりすると見つかると思います。
お子さんと親であるあなたに合いそうなところが見つかったら、相談してみましょう。
次の一歩を踏みだすまで気長に見守ることは大切ですが、親御さんによっては、その期間がつらく感じられることもあるようです。
まとめ〜発達障害の中学生の子どもに対して親ができることは、たくさんあります〜

■発達障害の中学生をサポートする上で大切なこと
- 担任の教師や学校や支援団体などとサポート体制を築く
- 親御さん自身が発達障害の理解を深めて受けいれる
- 発達障害に対応した家庭教師や学習塾も利用できる
- 不登校になったときは無理に通学させようとしない
この記事が、お子さんと、親であるあなたのお役に立ったなら幸いです。
さて、私たち、キズキは、発達障害や不登校のお子さんのための塾&家庭教師です。
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少しでも気になる方は、お気軽にご連絡ください。
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