フリースクールとは?不登校の子どもが利用するメリット・種類・料金
こんにちは。学校が苦手なお子さんのための個別指導塾・家庭教師キズキの講師で、精神保健福祉士の国家資格を持つ西村です。
- フリースクールってどんな場所?
- 不登校の子どもを通わせたいけど、料金はどのくらい?
お子さんの不登校でフリースクールが気になっているあなたは、このような疑問をお持ちなのではないでしょうか?
この記事では、フリースクールがどんなところなのか、フリースクールの種類、メリット、注意点、料金などを解説します。
この記事を読むことで、不登校のお子さんの「次のステップ」となる選択肢が見えてくるはずです。
目次
フリースクールとは
フリースクールとは、一般に不登校の小学生・中学生・高校生が通うことのできる、学校以外の居場所のことです。
フリースクールでは、主に学習活動・教育相談・体験活動などを行います(具体的な活動例は後ほど詳しく解説します)。
不登校中でもフリースクールに通うことで勉強することができ、同年代の友達とも交流できます。
フリースクールの数は徐々に増えており、平成27年度の文科省調査では、474の団体や施設があることが確認されています。(参考:文部科学省「フリースクール・不登校に対する取組」)
なお、フリースクールは公的な機関ではなく、NPO法人や民間企業、個人などが運営しています。
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詳しく見るフリースクールが増加している背景
フリースクールが増加している背景には、不登校の生徒が増えていることがあります。
文部科学省の調査結果によると、不登校の生徒は令和4年(2022年)時点で次のようになっています(参考:文部科学省「令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」)
不登校の生徒数
- 小学生:105,112人(全小学生の1.7%)
- 中学生:193,936 人(全中学生の6.0%)
- 高校生:60,575人(全高校生の2.0%)
- 合計:359,623人
このように、不登校の児童生徒は年々増えおり、それに伴ってフリースクールも増加しているのです。
フリースクールには、様々な理由から不登校の状態にある生徒たちが多く集まっています。
そもそも不登校自体は、取り巻く環境によって、どんな子どもにも起こりえます。
ただ、「他の人と同じようにできない」ことを、親御さんもお子さん自身も悩まれていると思います。
しかし、「(在籍している)学校への登校(再開)」だけを目標にせず、フリースクールなどの選択肢も使いながら、お子さんが自身の進路を主体的に考えられるようにサポートすることが大切です。
フリースクールの入学条件・資格
フリースクールには、原則・一般論として、入学に必要な条件や資格はありません。
これは、フリースクールが「正式な学校」ではなく、民間の施設だからです。
そのため、フリースクールに見学に行き、お子さんがその場所に通いたいと思えば入学できます。実際にフリースクールに通うかどうかは、子ども自身の意思を尊重するようにしましょう。
ただし、フリースクールによっては、制限がある場合もあります。
入学制限の例
- 小学生のみが利用可能
- お子さん一人で通学できる、または親が送迎できる場合のみ利用可能
気になるフリースクールを見つけた際は、事前に確認しておきましょう。
フリースクールの出席認定
フリースクールへの「出席」を、在籍している学校の出席としてカウントできる場合もあります。
①小学生・中学生の場合
在籍する小中学校の校長が認めた場合、「フリースクールへの登校」を「学校への出席扱い」とすることができます。私たちキズキでも実例を多数把握しています。
なお、特に公立の小中学校は、原則として出席日数に関係なく進級・卒業できます(私立の場合は、不登校に伴う退学や留年もあり得ますが、進級・卒業そのものは公立に転校すればできます)。
ただし、出席日数が少ないことは、中学受験や高校受験に悪影響を及ぼすことがあります。
受験に関する心配がある場合は、フリースクールと在籍校に相談することが大切です。
②高校生の場合
文部科学省の通知によると、フリースクールへの登校を学校への出席扱いとすることは不可能ではありません(参考:文部科学省「「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日」)
ただし、私たちキズキの知る範囲では実例はありません。
高卒資格の取得を目指す場合、(フリースクールを「居場所」や「勉強の場所」などとして利用しつつ、)現実的な選択肢として「通信制高校への転校」も1つの選択肢になるでしょう。
こちらも、気になる場合はお子さんの在籍高校とフリースクールの両方に相談してみてください。
フリースクールの費用相場
文部科学省の平成27年度調査によると、フリースクールの月額費用の平均額は33,000円となっています。(参考:文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査の結果(概要) 」)
もっとも多い価格帯は、月額10,000円〜50,000円のようです。価格の差は、フリースクールで行われている活動の違いによるものだと考えられます。
フリースクールの種類・特徴
先述した通り、フリースクールは公的機関ではなく、NPO法人や個人、民間企業などが運営する施設です。
そのため、同じように「フリースクール」と名前がついていても、受けられる支援や参加できる活動は、各団体によって異なります。
ここでは、フリースクールのよくあるタイプ・種類と、それぞれの強みを解説します。
※各フリースクールは、厳密に種類分けされているわけではありません。「よくあるタイプ・種類」として参考にご覧になった上で、気になるフリースクールが見つかりましたら、問い合わせてみましょう。
種類①気力や自信の回復を目指すフリースクール
不登校の子どもは、これまでの経験や悩みから、自信や気力を失っていることも少なくありません。
自信や気力を失っているお子さんは、何よりもまず元気を取り戻すことを優先する必要があります。
このタイプのフリースクールでは、子どもたちに安心感を与えられるような先生やスタッフが在籍しています。
また、同年代の子どもたちと一緒に時間を過ごすことで、気力や学習意欲が少しずつ湧いてくるようなサポートを行っています。
種類②学習サポート重視のフリースクール
ある程度気力があり、学習意欲も持っているお子さんは、学習のサポートに力を入れているフリースクールを選ぶとよいかもしれません。
このタイプのフリースクールでは、さらに次のような特色があることもあります。
特色の例
- 学校に復帰するときに困らないよう、学校の進度に合わせた学習サポートを行う
- フリースクールの強みを活かして、1人ひとりの子どもの状態をしっかりと見る、完全個別指導を行う
- 特に「フリースクール」と名乗っていない、「不登校の子どもに対応した塾や家庭教師」の場合もある(私たちキズキもその一つです)
種類③自宅で支援を受けられるフリースクール
スタッフが家庭を直接訪問し、子どもと一緒に時間を過ごすタイプのフリースクールもあります。
子どもを無理に外に連れ出すのではなく、子どもの意思や希望を最大限尊重します。
そして、子どもの興味のあることややってみたいことに一緒に取り組む中で、子どもとの信頼関係を築いていくのです。
このタイプのフリースクールでは、人との信頼関係や、遊んでいて楽しいという気持ちを回復させていきます。
そして、最終的に子ども自身が「家の外に出てみようかな」と思えるようになることを目標としている場合が多いです。
また、最近では家庭から参加できるオンラインのフリースクールもでてきています。
種類④発達障害の子どもを対象とするフリースクール
発達障害の特性が関連して登校が難しくなった場合、専門知識を持った医療者や支援者のサポートを受けることが大切です。
フリースクールの中には、発達障害などの特性がある子どもを対象としている団体もあります。
このタイプのフリースクールでは、発達障害の知識を持った支援者スタッフが、子どもたちと接します。
専門知識を持つスタッフや、同じような困りごとのある子どもたちの中で過ごすため、人間関係の構築や学校生活を送るためのコツなどを身につけやすいでしょう。
また、医療機関と連携しているフリースクールもあり、医療的支援が必要なお子さんにオススメです。
発達障害や学習障害に関しては「発達障害やアスペルガーって何?〜親御さんのための定義・対応・Q&A〜」をご覧ください(キズキ共育塾のウェブサイトに移動します)。
参考:サポート校
フリースクールを調べる中で「サポート校」という言葉を聞いたり目にしたりすることがあるかもしれません。
サポート校は、フリースクールとは全く異なるもので、「通信制高校に在籍する生徒の学習サポートを行うことを目的としている施設」です。
運営母体もフリースクールとは違っています。サポート校は、主には予備校や学習塾などの教育機関が運営しています。
サポート校でもフリースクールと同じような支援も受けられますが、 入学資格として「(特定の)通信制高校在籍者」であることが必要なことも多いため、その点には注意しましょう。
サポート校の詳細は「通信制高校の「サポート校」って何?〜サポート校の概要・メリット・注意点など〜」をご覧ください(キズキ共育塾のウェブサイトに移動します)。
不登校の子がフリースクールに通う5つのメリット
不登校の子どもがフリースクールに通うメリットには、次のようなことが挙げれられます。
メリット①居場所ができる
多くの子どもにとっての居場所は、「家」と「学校」の2つがメインです。
「不登校になって学校が居場所ではなくなり、家しか自分の居られる場所がない」のは、想像以上に息苦しいです。
フリースクールに通うと、親以外の先生やスタッフ、友人たちと話す機会が生まれるため、居心地の良い「居場所」と感じられるでしょう。
すぐに居場所と感じることは難しいかもしれませんが、お子さんに合うフリースクールを見つけ通い、徐々に慣れていくことで、自分の居場所になっていくのです。
なおこのメリットは、フリースクール以外に、(塾なども含む)習い事、趣味の団体、ボランティア、(高校生年齢であれば)アルバイトなどでも得られます。
メリット②入学資格がいらない
フリースクールは、一般の学校やサポート校などと異なり、基本的に入学資格は必要ありません。
そのため、「このフリースクールはいいところだけど、うちの子どもが入れるのだろうか…」と悩まなくてよいのです。(ただし、フリースクールによっては、「小学生のみ利用可能」などの制限がある場合もあります)
その上で、フリースクールによって、特徴や雰囲気、重きを置いている部分が違います。
そのため、お子さんとじっくりと相談したり実際に足を運んで見学したりしたうえで、選ぶことをオススメします。
メリット③一日の過ごし方や授業を自由に決められる
不登校の子どもは、「学校の決まった授業スタイルや決まった生活が合わなかった」ということも少なくありません。
しかし、フリースクールでは、「決まったカリキュラムもあるけど参加は任意」だったり、「生徒自身が自分のカリキュラムを立てる」ことができたりすることが多いです。
そのため、人に決められたカリキュラムに沿って動くこと、自分の興味のないことに集中するこなどが苦手な子どもでも、通い続けやすいでしょう。
メリット④子どもが楽しめる様々な活動がある
令和元年(2019年)に文部科学省が、「フリースクールではどんな活動が行われているのか」を調査しました。
351か所のフリースクールを調査した結果を見ると、活動の種類と実施率は、次のようになっています。(参考:文部科学省「民間の団体・施設との連携等に関する実態調査」)
活動の種類と実施率
- 個別の学習支援:85.2%
- 社会体験(見学、職場体験など):60.4%
- 自然体験(自然観察、農業体験など):63.5%
- 調理体験(昼食づくりなど):64.4%
- 芸術活動(音楽、美術、工芸など):59.3%
- スポーツ:66.1%
- 相談・カウンセリング:82.3%
- 家庭への訪問:40.7%
- 授業形式(講義形式)による学習支援:32.8%
- 宿泊体験:34.8%
- 子どもたちによるミーティング:41.0%
- 学習成果、演奏や作品などの発表会:29.1%
この調査結果から、ほとんどのフリースクールで個別の学習支援や相談・カウンセリングが行われていることがわかります。
また、社会体験や自然体験、調理体験、芸術体験、スポーツなど、幅広い活動が行われているようです。
フリースクールの探し方として、「お子さんが興味・関心のある活動に力を入れているところ」に軸を置くのもよいでしょう。
メリット⑤親の安心にもつながる
不登校の状態は、子ども自身にとって息苦しいものです。
ですが、親御さんにとっても「自分の子どもが学校に行けていない」「子どもが悩んでいる、苦しんでいるけれど、どう力になっていいかわからない」状態は、悩ましく苦しいものだと思います。
子どもに合うフリースクールなどの居場所を見つけられれば、お子さんはもちろん親御さんも安心感を得られるでしょう。
もちろん、居場所はフリースクールだけに限りません。教育支援センターや塾・習い事、通信制高校など、様々な選択肢があります。
フリースクール以外の選択肢は、後ほどで詳しくお伝えしますので、参考にしてみてください。
不登校の子がフリースクールに通う際の3つの注意点
メリットがたくさんあるように思えるフリースクールですが、いくつか注意点もあります。ここでは、3つの注意点をお伝えします。
注意点①費用がかかる
フリースクールの利用には、費用が必要です。
スクールごとに異なりますが、一般的には月あたり3万円以上が必要なようです(詳しくは後の章で紹介します)。
また、フリースクールは就学支援金制度の対象にはならないため、経済的な負担が大きくなる可能性があります。
注意点②学校への出席扱いにならない可能性がある
フリースクールへの登校が「在籍している学校での出席扱いになることがある」と解説しました。
ですが反対に言うと、「出席扱いにならない」こともあるのです。
最終的に出席扱いとするかどうかは、在籍校の校長の判断になります。
「フリースクールへの登校を出席扱いにしてもらいたい」と考えている場合は、前もって在籍する学校に問い合わせておくことが大切です。
注意点③フリースクールでは高卒資格を取得できない
この注意点は、特に高校生が気にしておく必要があることです。
フリースクールは「正式な学校」ではありません。高校生は、フリースクールへ通い続けても高校の卒業資格を取得できません(小中学生は、出席日数に関係なく卒業できます)。
そのため、高校生としてフリースクールに通いながら高卒資格を取得したい場合は、並行して高校を卒業する必要があります。
また、出席日数が少ない状態で在籍高校を卒業する方法を探したり、卒業しやすそうな転校先候補の高校を探したりすることがオススメです。
なお、高校不登校からの転校先候補としては、通信制高校を選ぶ人が多いようです。
また、大学や専門学校への進学を考えている場合、高校を卒業せずに、高卒認定試験に合格することでも受験資格を得られます。
不登校の子のためのフリースクールの探し方
フリースクールは全国に400か所以上あります。あなたの住んでいる地域でも、きっとお子さんに合うフリースクールを見つけられるはずです。
フリースクールを探す方法としては、次のようなものがあります。
フリースクールを探す方法
- インターネット検索で探す(「○○市 フリースクール」などと検索する)
- フリースクールを紹介するウェブサイトで探す(「NPO法人フリースクール全国ネットワーク」「フリースクールガイドweb」「不登校サポートナビ」など)
- 書籍で探す(『小中高・不登校生の居場所探し 全国フリースクールガイド』など)
- 不登校の家族会や親の会で聞いてみる(例:全国不登校新聞社「親コミュ」)
- 「フリースクール」と名乗っていないけれど、不登校の子どもの居場所となる団体・勉強をサポートする団体を、「不登校 サポート」「不登校 塾」などのインターネット検索で探す
不登校の子のフリースクール以外の「居場所」
不登校の子どもの居場所は、フリースクールだけではありません。
教育支援センター、塾・習い事、通信制高校や不登校特例校、夜間中学、(高校生年齢であれば)アルバイトなど、他にも様々な居場所があります。
フリースクール以外の居場所は「不登校中の子供の居場所はどこがある? 受け入れ施設やコミュニティ 政府の方針まとめ」をご参照ください。
私たちキズキもそのひとつです。午前中から利用することができ、不登校の生徒さんに1対1で学習サポートとメンタルサポートを行っています。
塾やフリースクールでは、子どもの悩みや勉強はもちろん、親自身の悩みを相談できる場所も多くあります。
また、不登校かどうかに関係なく利用できるところもたくさんあるのです。
まとめ:フリースクールは不登校の子の「居場所」となるかもしれません
不登校の子どもの居場所となる、フリースクールやそれ以外の団体などをお伝えしました
お子さんの不登校に関する悩みや不安は、親御さんやご家庭だけで抱え込む必要はありません。
フリースクールなどの団体は、無料で見学や相談ができることがとても多いので、気になる場所があれば気軽に相談してみましょう。
きっとスタッフや支援者が、お子さんはもちろん、親であるあなたの力にもなってくれるはずです。
監修:安田祐輔
やすだ・ゆうすけ。発達障害(ASD/ADHD)によるいじめ、転校、一家離散などを経て、不登校・偏差値30から学び直して20歳で国際基督教大学(ICU)入学。卒業後は新卒で総合商社へ入社するも、発達障害の特性も関連して、うつ病になり退職。その後、不登校などの方のための学習塾「キズキ共育塾」を設立。経歴や年齢を問わず、「もう一度勉強したい人」のために、完全個別指導を行う。また、不登校の子どものための家庭教師「キズキ家学」、発達障害やうつ病の方々のための「キズキビジネスカレッジ」も運営。
【新著紹介】
『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』
(2022年9月、KADOKAWA)
Amazon
KADOKAWA公式
【略歴】
2011年 キズキ共育塾開塾(2023年7月現在10校)
2015年 株式会社キズキ設立
2019年 キズキビジネスカレッジ開校(2022年7月現在4校)
【著書など(一部)】
『暗闇でも走る(講談社)』『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本(翔泳社)』)
【メディア出演(一部)】
2022年 NHK総合「日曜討論」(テーマ:「子ども・若者の声 社会や政治にどう届ける?」/野田聖子こども政策担当大臣などとともに)
共同監修:半村進
はんむら・すすむ。1982年、茨城県生まれ。東京大学文学部卒。
小学校時代から転校を繰り返し、運動ができないこと、アトピー性皮膚炎、独特の体形などから、いじめの対象になったり、学校に行きづらくなっていたことも。大学に入学してようやく安心できるかと思ったが、病気やメンタルの不調もあり、5年半ほど引きこもり生活を送る。30歳で「初めてのアルバイト」としてキズキ共育塾の講師となり、英語・世界史・国語などを担当。現在はキズキの社員として、不登校・引きこもり・中退・発達障害・社会人などの学び直し・進路・生活改善などについて、総計1,000名以上からの相談を実施。
執筆:西村二架
にしむら・にか。精神保健福祉士。
1992年生まれ。関西学院大学文学部卒業後に京都医健専門学校で学び、2019年に国家資格・精神保健福祉士資格を取得。2018年8月から、キズキ共育塾(不登校・中退・発達障害・社会人などのための個別指導塾)で講師として勤務。現在は主任講師として国語・数学・英語・小論文・面接の学習支援およびメンタル支援を担当。また、うつや発達障害の方々のための就労移行支援事業所キズキビジネスカレッジでも英語などを教える。2023年現在、TOEIC890点を所持。